スポーツ刈りは「横を短め」が鉄則!清潔感を引き出すスタイルと頼み方
barber
メンズショートの王道であるスポーツ刈り。その印象を決定づける最も重要なパーツが「サイド」、つまり横の部分です。サイドをいかに短く、そして美しく仕上げるかで、清潔感やシャープさは格段に変わります。
「とにかく横をスッキリさせたい」
「野暮ったく見えない、今風のスポーツ刈りにしたい」
今回は、そんな要望にお応えするため、「横短め」にこだわったスポーツ刈りのスタイルと、サロンで失敗しないためのオーダー方法をプロの視点から解説します。
Contents
なぜ「横を短め」にするのが良いのか?
サイドを潔く短くすることには、見た目と機能性の両面で大きなメリットがあります。
- 圧倒的な清潔感
サイドが短ければ短いほど、汗をかいても蒸れにくく、爽快感が続きます。見た目にも非常に清潔で、ビジネスシーンからプライベートまで、あらゆる場面で好印象を与えます。
- シャープで精悍な印象
サイドをタイトに抑えることで、顔の輪郭がはっきりと見え、引き締まったシャープな横顔を演出できます。男性的な力強さや精悍なイメージがアップします。
- 頭の形が綺麗に見える
日本人に多いハチ張り(頭の角が張っている)の骨格も、サイドを短く刈り込むことで横への広がりが抑えられ、頭全体のシルエットがコンパクトで綺麗に見えます。
「横を短め」の代表的なスタイル
「横を短め」と一言で言っても、そのデザインにはいくつか種類があります。
- フェードスタイル
最も人気があり、洗練されたスタイルです。0mmに近い短さから、上に向かってミリ単位で滑らかなグラデーションをつけて刈り上げます。肌の色から自然に髪の色へと繋がる様は、まさに職人技です。
- 高めの刈り上げ
刈り上げの最も短い部分を、こめかみやハチ周りなど、通常より高い位置まで入れるスタイルです。トップの髪とのコントラストが強くなり、よりエッジの効いたシャープな印象になります。
- ツーブロック
刈り上げたサイドの部分と、その上のトップの髪をあえて繋げずに、段差をつけたスタイルです。個性を出しやすく、トップの長さを残したい場合に有効なデザインです。
ミリ数で変わる印象の違い
サイドを刈り上げる際のミリ数によって、仕上がりの印象は大きく異なります。
- 0mm~1mm
地肌が完全に見えるスキンフェードの領域。最もシャープでモダンな印象になります。
- 3mm
地肌がうっすらと見える、定番の短さ。清潔感をしっかりと出しつつ、やりすぎ感のないバランスの取れた仕上がりです。
- 6mm
地肌の透け感が少なく、より自然な印象。校則や社則などで厳しい制限がある場合でも挑戦しやすい短さです。
【プロに伝わる】「横を短め」の上手なオーダー方法
サロンで理想のスタイルを手に入れるためには、具体的なイメージを伝えることが重要です。「横を短く」というだけでなく、以下のフレーズを加えてみましょう。
- ミリ数を具体的に指定する
「サイドは3ミリで刈り上げて、そこから自然に繋げてください」
- スタイルの名前を使う
「0mmから始まるスキンフェードでお願いします」
「高めの刈り上げで、トップとのメリハリがつくようにしてください」
- なりたいイメージを伝える
「ハチが張っているので、横が膨らまないように、できるだけタイトにしてください」
「とにかく清潔感重視で、一番スッキリ見えるようにしてほしいです」
もちろん、理想のスタイルの写真を見せるのが、最もイメージを共有しやすい方法です。
シャープなサイドラインはプロの理容師だからこそ作れる
サイドを短く刈り上げるスタイルは、シンプルに見えて非常に奥が深く、理容師の技術力が最も現れる部分です。
バリカンをただ入れるだけでは、綺麗なグラデーションは生まれません。お客様一人ひとりの頭の形、髪の生え癖を見極め、どこを何ミリで刈り、どこに向かって滑らかに繋げるか。そのミリ単位の調整が、仕上がりの美しさを決定づけます。
当サロンでは、ショートカットを得意とする経験豊富な理容師が、お客様の骨格に合わせた最高のサイドラインをデザインします。清潔感を極めた、洗練された大人のスポーツ刈りを、ぜひ一度ご体験ください。
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