【初心者必見】スポーツ刈りのワックスの付け方|簡単3ステップで垢抜ける
barber
「短い髪のワックスの付け方が分からない…」
「いつもベタッとしてしまって、うまくスタイリングできない…」
スポーツ刈りのような短い髪のスタイリングは、一見難しそうに感じますよね。しかし、いくつかの基本的なポイントさえ押さえれば、誰でも簡単におしゃれなヘアスタイルを作ることができます。
今回は、ワックスの付け方に悩む初心者の方に向けて、準備段階から失敗しないための具体的なステップ、そしてNG例までを詳しく解説します。
Contents
スタイリング前の準備:2つのポイント
ワックスをつける前に、少しだけ準備をすることで、仕上がりが格段に良くなります。
- ポイント1:髪を一度リセットする
朝起きて寝癖がひどい場合は、一度髪の根元までしっかりと濡らし、ドライヤーで乾かしてからスタイリングを始めましょう。髪が乾いている状態から始めるのが基本です。
- ポイント2:最適なワックスを選ぶ
短髪のスタイリングには、セット力が高く、ベタつきの少ないワックスが最適です。ツヤの出ない「マットタイプ」や、しっかり固まる「ハードタイプ」のワックスを選ぶと失敗が少なくなります。
【完全マニュアル】失敗しないワックスの付け方・4ステップ
ここからは、具体的なワックスの付け方を4つのステップで解説します。
- ステップ1:ワックスを適量(ごく少量)取る
まず、ワックスを小指の爪の先、もしくは小豆一粒くらいの「ごく少量」だけ指先に取ります。短い髪の場合、付けすぎが一番の失敗原因です。「少し足りないかな?」と感じるくらいが適量です。
- ステップ2:手のひらで「透明になるまで」しっかり伸ばす
これをマスターすれば、スタイリングの8割は成功です。取ったワックスを手のひら全体、指の間まで広げ、両手をこすり合わせます。ワックスの白い塊が見えなくなり、完全に透明な膜になるまで、体温で温めるようにしっかりと伸ばしてください。
- ステップ3:根元から空気を入れるように、髪全体に馴染ませる
表面に撫でつけるのではなく、髪の内側に指を入れ、根元を少し持ち上げるようにしながら、髪全体にワックスを馴染ませます。この時、シャンプーをする時のように、後頭部やサイドも含めて、全体に無造作に動かすのがコツです。
- ステップ4:指先で「つまむ」「ねじる」で毛束を作る
全体にワックスが馴染んだら、最後に指先に残ったワックスで形を整えます。トップの毛先を少しずつつまんで束感を出したり、前髪の流れを作ったりします。全体のシルエットを見ながら、細部を調整して完成です。
やってはいけない!短髪スタイリングのNG例
初心者が陥りがちな、よくある失敗例も確認しておきましょう。
- ワックスの付けすぎ
髪がベタベタになり、重さでボリュームがなくなってしまいます。不潔な印象にも繋がるので、必ず少量から始めましょう。
- トップの表面だけにつける
髪の表面だけがベタつき、根元が潰れてしまうため、不自然な仕上がりになります。ワックスは必ず髪の根元から、全体に馴染ませることが重要です。
- ワックスを伸ばしきらずにつける
ワックスがダマになって髪に付着し、白い粉のように見えてしまいます。フケと間違われることもあるので、手のひらで透明になるまで伸ばす工程を徹底しましょう。
スタイリングが活きるカットをオーダーしよう
ワックスを使ったお洒落なスタイリングは、その土台となるカットが非常に重要です。毛先に動きが出やすいように、また、綺麗な束感が生まれるように計算してカットされているかどうかで、スタイリングのしやすさが全く変わってきます。
サロンでオーダーする際は、以下のようにお伝えいただくのがおすすめです。
- 「ワックスで動きが出やすいように、軽めにしてください」
- 「トップは少しだけ長さを残して、立てることもできるように」
- 「この写真みたいに、束感が出るようなスタイリングがしたいです」
最高のスタイリングは、最高のカットから
どんなに上手にワックスを付けても、カット自体が重かったり、バランスが悪かったりすると、理想のスタイルを作ることはできません。プロの理容師は、お客様がご自宅で簡単にスタイリングできるよう、毛量や質感をミリ単位で調整しながらカットしています。
最高のスタイリングは、最高のカットという土台があってこそ成り立つものです。スタイリングがもっと楽しくなるような、完璧な土台作りは、ぜひ私たちプロにお任せください。
ABOUT ME