【プロが選ぶ】スポーツ刈りにおすすめのワックスはこれ!失敗しない選び方と使い方
barber
「スポーツ刈りに合うワックスって、どれを選べばいいんだろう?」
「種類が多すぎて、何が違うのか分からない…」
いざスポーツ刈りをスタイリングしようと思っても、ドラッグストアには無数のワックスが並んでおり、どれが自分の髪型に最適なのかを見極めるのは至難の業です。
ワックス選びを間違えると、せっかくのスタイルがベタついて見えたり、うまくセットできなかったりすることも。
今回は、日々お客様の髪に触れているプロの理容師が、スポーツ刈りのような短髪に最適なワックスの選び方と、その効果を最大限に引き出す使い方を解説します。
Contents
スポーツ刈りに合うワックス、3つの大原則
数あるワックスの中から、短髪に合うものを見つけるための、基本となる3つの原則があります。
- 原則1:セット力の高い「ハードタイプ」以上を選ぶ
短い髪を動かしたり、立たせたりするには、しっかりとしたセット力が必要です。ワックスのパッケージに表示されているセット力のレベルを確認し、「ハード」や「スーパーハード」といった、キープ力の高いものを選びましょう。
- 原則2:ツヤの少ない「マット・ドライ系」を選ぶ
短い髪にツヤ(グロス)の強いワックスを使うと、テカテカして見えたり、髪が濡れているような印象になったりしがちです。ツヤを抑えた「マットタイプ」や、乾いた質感の「ドライタイプ」「クレイタイプ」を選ぶと、自然でこなれた印象に仕上がります。
- 原則3:少量で伸びが良いものを選ぶ
短髪スタイリングの基本は「付けすぎないこと」。そのため、ごく少量でも手のひらでよく伸び、髪全体に馴染ませやすいテクスチャーのものが理想的です。
【目的別】おすすめのワックスタイプと特徴
上記の原則を踏まえ、なりたいスタイル別におすすめのワックスタイプをご紹介します。
- 自然な束感・無造作ヘアなら:「マットワックス」
ツヤがなく、自然な仕上がりが特徴。あらゆる短髪スタイルに対応できる、最も万能で失敗の少ないタイプです。とりあえず一つ持っておくなら、まずはマットワックスがおすすめです。
- 髪をしっかり立たせたいなら:「ハードワックス」or「クレイワックス」
トップをツンツンと立たせるような、動きの大きいスタイルを作りたい場合に最適です。特に「クレイワックス」は、マットな質感と高いキープ力を両立しているものが多く、短髪との相性は抜群です。
- 避けたほうが良いワックス
クリームタイプやファイバータイプは、セット力が比較的弱いため、短い髪を動かすのには不向きな場合があります。また、グリースやジェルのようなツヤを重視したタイプは、ベタつきやテカリの原因になるため避けた方が無難です。
プロはここを見ている!ワックス選びのチェックポイント
実際に商品を選ぶ際に、パッケージのどこを見れば良いか、具体的なチェックポイントをまとめました。
- セット力(キープ力)の表示
多くの場合、数字やグラフで「セット力」や「キープ力」が表示されています。ハード系のものを選びましょう。
- ツヤ(グロス)の表示
同じく「ツヤ」や「グロス」のレベルも表示されています。ツヤのレベルが最も低いものを選ぶのが基本です。
- テクスチャーの種類
「マット」「クレイ」「ドライ」といった表記があるものが、短髪にはおすすめです。
- レビューや口コミ
実際に同じような短髪の人が使っているレビューは、非常に参考になります。
おさらい:おすすめワックスの正しい付け方
良いワックスを選んでも、付け方を間違えては効果が半減します。正しい付け方を再確認しましょう。
1. 少量(小豆一粒大)を指先に取る。
2. 手のひら全体に、透明になるまでしっかりと伸ばす。
3. 髪の根元から空気を入れるように、髪全体に無造作に馴染ませる。
4. 指先に残ったワックスで、毛先をつまんで束感を作り、シルエットを整える。
この4ステップを守るだけで、仕上がりは劇的に変わります。
最高のワックスも、最高のカットがあってこそ活きる
どんなに優れたワックスを使っても、その土台となるヘアカットがしっかりしていなければ、理想のスタイリングは実現できません。
プロの理容師は、お客様が自宅でワックスをつけた時に、簡単に動きや束感が出るように、毛量や質感を計算してカットしています。つまり、スタイリングしやすいように「仕込み」をしているのです。
当サロンでは、お客様がお使いのワックスや、なりたいスタイリングのイメージに合わせて、最適なカットをご提案します。最高の土台作りは、ぜひ私たちにお任せください。
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