スポーツ刈りにパーマは新しい選択肢。硬い髪も柔らかく見せるスタイル術
barber
「スポーツ刈りにしたいけど、自分の髪は硬くてツンツンしてしまう…」
「清潔感は欲しいけど、もう少しお洒落で柔らかな印象も加えたい」
そんな、直毛や剛毛の方ならではのお悩みや、デザイン性を求める声に応える、新しい選択肢が「スポーツ刈り × パーマ」です。
一見すると意外な組み合わせですが、サイドのスッキリ感と、パーマによるトップの柔らかな動きが融合することで、これまでにない洗練されたスタイルが生まれます。
今回は、スポーツ刈りにパーマをかけることのメリットや、施術の条件、そして具体的なスタイルについて解説します。
Contents
スポーツ刈りにパーマをかける3つのメリット
清潔感のあるスポーツ刈りをベースにパーマをかけることで、多くのメリットが生まれます。
- 1.直毛・剛毛を柔らかく見せる
パーマによるカールや毛先の動きが、硬い髪質を劇的に柔らかく、そして自然に見せてくれます。ツンツンと針のように立ってしまう髪も、扱いやすいナチュラルな質感に変わります。
- 2.スタイリングが非常に楽になる
軽くドライヤーで乾かし、少量のワックスを揉み込むだけで、美容室でセットしてもらったような、動きのあるお洒落なスタイルが簡単に再現できます。忙しい朝の時間を大幅に短縮できます。
- 3.お洒落でこなれた雰囲気を演出
シンプルなスポーツ刈りに、パーマのニュアンスが加わることで、さりげなくお洒落に気を使っている、こなれた大人の雰囲気を演出できます。
トップの長さに注意!パーマをかけるための条件
スポーツ刈りにパーマをかける場合、一つだけ重要な条件があります。それは、パーマのロッドを巻くための、十分な「トップの長さ」です。
- トップの髪が、最低でも5〜6cm以上あることが理想です。
これ以下の短さだと、ロッドを巻くことが難しく、パーマによる効果的な動きを出すことができません。そのため、伝統的な短いスポーツ刈りではなく、トップを長めに残した現代的なスタイルがパーマの対象となります。
短髪に似合うパーマの種類
トップの長さが短いスポーツ刈りには、それに適したパーマの種類があります。
- ニュアンスパーマ
カールをくっきりと出すのではなく、毛先にわずかな動きや、自然な毛流れを作る、ごく緩いパーマです。やりすぎ感がなく、初めての方にも最もおすすめです。
- ピンパーマ
ロッドの代わりにピンを使い、髪の根元や毛先にランダムな動きをつけるパーマです。短い髪でも施術が可能で、クセ毛のような自然な質感を表現できます。
- ツイストスパイラルパーマ
少し個性的なスタイルにしたい方向けの、ねじりを加えたパーマです。シャープな束感が生まれ、ストリート感のあるワイルドな印象になります。
サロンで「パーマ×スポーツ刈り」をオーダーするコツ
サロンでオーダーする際は、カットとパーマの両方のイメージを伝えることが大切です。
- 「スポーツ刈りベースで、トップにパーマをかけて動きを出したいです」
全体のイメージをストレートに伝えます。
- 「直毛でセットしにくいので、パーマで扱いやすくできますか?」
ご自身の髪質の悩みを相談する形でオーダーするのも、良い方法です。
- 「サイドは短く刈り上げて、トップはこの写真のようにパーマをかけたいです」(写真を見せる)
理想のイメージ写真があれば、それを見せるのが最も確実です。
最高のスタイルは、カットとパーマの融合から
パーマをかけるスタイルは、カットの段階で、パーマ後の仕上がりを計算して髪の長さや量を調整する必要があります。つまり、優れたカット技術と、パーマに関する専門知識の両方が揃って、初めて最高のスタイルが完成するのです。
当サロンでは、お客様の髪質や骨格、なりたいイメージを深く理解し、カットとパーマを融合させた、あなただけのオーダーメイドスタイルをご提案します。
髪質の悩みも、デザインの希望も、ぜひ一度、私たちプロにご相談ください。
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