【メンズスタイルはパターン化で覚える】2024年7月25日
BARBER PLACE(バーバープレイス)店主の中塚國彦(ナカツカクニヒコ)です。
理容師だからといって必ずしも男性客を相手しなきゃいけないということはないんですが、長期的な目線で考えるのであれば、スタイリスト本人が年齢を重ねていくわけなので(おじさん化していくので)遅かれ早かれ女性は触れなくなってきます。泣
ベテラン女子は対応できるけども
年齢を重ねた男性は自分が思ってる以上に不潔だし、無表情だとコワいですから。
耳から、ふぁさっと毛が飛び出すしちょっと油断していると鼻毛もすぐに顔を出しますから。
40歳を過ぎたら清潔感がホントに大事になってくるはず。そもそも僕たちは50年働くワケだから、息の長い方がいいよな〜と修行時代からずっと考えていて、美容室に勤めて女性客をメインに仕事をしていた時期もあったんですけど結局、独立開業後は徐々に男性客にターゲットを絞っていきました。
BARBER PLACEがメンズヘアを扱うのはそんな理由があります。メンズに絞ったとはいえ、様々な髪型に対応しなければいけません。
そこで本日はお客様にヘアスタイルを提案する方法を紹介します!よくお客様から、
「骨格や髪質は千差万別なのに、一人一人に最適なヘアスタイルに似合わせるなんて、スタイリストさんってすごいですよね〜。」
って言われますけど、そんなことやってません。笑そんな一人一人の骨格と髪質と毛流れと毛量と生え方と色と雰囲気とを加味してデザインするなんて、大変じゃないですか…笑
そうじゃなくで、パターンに当てはめているんです!洋服に例えればオーダーメイドではなく、既製服に当てはめているだけ。
ただその既製服の種類とサイズが割と充実しているみたいな感じです。少なくともプロとして一人一人にパーソナライズしたヘアスタイルを提案できるようになるまでは、徹底的にパターン化することが仕事を早く覚えるコツなんですね!
さっそく大まかなメンズヘアスタイルのパターンを紹介します!
大きく分けて3つです!
まずすっかり定番になった
①「ツーブロックスタイル」
説明は要らないと思いますが、サイドを刈り上げて上から被せるスタイルです。
ツーブロックは4種類。
ショート、ミドル、ミディアム、そして襟足を残すウルフ。
ショートは刈り上げが見えてる状態。
ミドルは刈り上げが隠れるけど耳は出す。
ミディアムは顔まわりが長い感じ。
ウルフは襟足残しです!次に昔から定番の
②「スポーツ刈り」
横と後ろはバリカンで高く刈り上げる最も男性的なヘアスタイルです。
スポーツ刈りも4種類。
ベリーショート、ショート、ミドル、そして角刈り(クラシカル)。
ベリーショートとクラシカルは”面”とシルエット(線)がバチっとがそろう感じ。
ショートとミドルはトップがツンツンできる感じです。そして最後に中性的なスタイルの
③「レイヤースタイル」
刈り上げは一切無し。
レイヤースタイルは3種類。
ショート、ミドル、ミディアム。
全体的にだんだん長くなるだけです。他にも一部特殊なスタイルはありますが、
基本的にはこの11スタイルで99%網羅できます!
お客様に対してカウンセリングの際はこのパターンに当てはまればいいんですね!
訓練として、たまにカタログ写真を漁って11パターンのどれに当てはまるのか瞬時に判断できるよう目を鍛えることも肝要です^_^