筑前町の全町民に地元米農家が生産した新米5キロが配られる。
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朝倉郡筑前町の全町民へ5キロの米配布。生産者も消費者も自治体もwinwinwinな取り組み
物価高騰への対策として、当店がある福岡県筑前町では『すべての町民への新米の無料配布』が2024年12月に行われました。
地元の米農家から町が買い取り、それを町民全員に配るという取り組みです。
筑前町の田頭喜久己町長は「まさにこういう(物価高騰)時こそ、筑前町・米の生産地が出番だろうと思って。すでに開始2日間(土曜・日曜)で1万5千人、約半数の方が来てくれた。ありがたい」と、その手応えに満足していました。
2025年で発足20周年を迎える筑前町。もともと筑前町は「三輪町」と「夜須町」があり、2005年に、平成の大合併で「筑前町」となりました。
それを記念して、収まらないインフレ・物価高騰などへの対策として、町は、地元で収穫された新米の無料配布を進めているのです。
もちろん嬉しいのは、もらう側だけではありません。地元の米農家も嬉しい。
米農家は「町に買っていただいて、それを全町民に配布。私たち農家にとっても有難いし、全町民もそのように思っているんじゃないですか」と、WinWinな取り組みだと話します。
お米が高騰して、購入するハードルが以前より高まる中で、町の買取りは農家の収入維持に繋がっているといいます。
米農家は「肥料、農薬、機械、どんどん値上がりしていって農家が苦しんでいた。ここでやっと適正価格に戻ったと思っています。今後とも引き続き状況に応じてやってもらいたい」と話します。
続く物価高騰に、どう向きあっていくか。他の自治体も、何らかの対策が求められそうです。
概要
【合併20周年記念】筑前町緊急物価高騰対策応援事業(米配付)
物価高騰対策と地産地消の推進のため、令和6年産新米を一人あたり5kg配付。
対象者
令和6年10月31日までに筑前町に住民登録の届出がある者
日時
令和6年12月14日土曜日 ~ 19日木曜日
配付物
新米5kg / 一人あたり
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