「坊主に近いスポーツ刈り」とは?お洒落に見せる、ほんの数ミリのこだわり
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「坊主にするほどの勇気はないけど、限りなく短く、サッパリしたい」
「部活のルールで坊主にしないといけないけど、少しでもお洒落に見せたい」
そんな、潔さとデザイン性の両方を求める方々に選ばれているのが、「坊主に近いスポーツ刈り」です。
一見すると坊主頭のようでありながら、実は計算された、ほんの数ミリの長さの違いが、仕上がりの印象を大きく左右します。今回は、その奥深いスタイルの秘密と、お洒落に仕上げるためのオーダー方法を解説します。
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「坊主」と「坊主に近いスポーツ刈り」の決定的な違い
この二つのスタイルを分ける、最も決定的で、かつ唯一の違い。それは、「トップ(頭頂部)の髪を、サイドより少しだけ長く残しているかどうか」です。
- 坊主(ボウズ)
トップもサイドも関係なく、頭全体をバリカンで「同じ長さ」に刈り揃えた、丸いシルエットのスタイルです。
(例:全体を3mmで刈る、など)
- 坊主に近いスポーツ刈り
サイドや襟足を非常に短く刈り上げ、それに対してトップの髪を「少しだけ長く」残して、わずかな長短差をつけたスタイルです。
(例:サイドを3mm、トップを6mmで刈る、など)
この、たった数ミリの違いが、仕上がりに大きな差を生み出します。
なぜ、ほんの数ミリ長さを残すだけでお洒落に見えるのか
トップにわずかな長さを残すことには、デザイン上、多くのメリットがあります。
- 頭の形を補正できる
絶壁やハチ張りなど、気になる骨格の悩みを、トップに残した数ミリの長さで、僅かながらカバーすることができます。シルエットに自然な丸みや高さを与えることができます。
- 髪に自然な濃淡が生まれる
サイドの短さ(地肌の透け感)と、トップの長さ(黒々とした部分)の間に、自然な濃淡が生まれます。このグラデーションが、スタイルに立体感と奥行きを与えます。
- 表情が柔らかく見える
完全に均一な坊主スタイルが持つストイックな印象に対し、少しだけ長さがあることで、表情に柔らかさや、親しみやすさが生まれます。
「坊主に近いスポーツ刈り」の代表的なスタイル
このスタイルは、一般的に以下のような名前で呼ばれることもあります。
- おしゃれボウズ
ただの坊主ではなく、サイドにフェード(グラデーション)を加えたり、トップに少し長さを残したりと、デザイン性を加えた坊主スタイルの総称です。
- クルーカット
米軍兵士の髪型がルーツで、サイドを短く刈り上げ、トップはそれより少し長いバリカンで刈るスタイル。「坊主に近いスポーツ刈り」のイメージに最も近い髪型の一つです。
- GIカット
クルーカットよりも、さらに全体を短くしたスタイル。こちらも、トップとサイドに僅かな長さの違いがあります。
理想のスタイルを叶えるオーダー方法
サロンでオーダーする際は、具体的なミリ数を伝えるのが最も確実です。
- 「坊主に近い感じで、でもトップは少しだけ長めに残してください」
まず、基本的なイメージを伝えます。
- 「サイドは3ミリで、トップは6ミリのスポーツ刈りでお願いします」
ミリ数を決めてオーダーするのが、最も失敗のない方法です。長さで迷ったら、スタイリストに相談しましょう。
- 「頭の形が綺麗に見えるような、お洒落な坊主スタイルでお願いします」
「坊主」という言葉を使いつつ、「お洒落に」というニュアンスを加えることで、デザイン性のある短いスタイルを希望していることが伝わります。
シンプルなスタイルこそ、プロの技術が光る
髪が短ければ短いほど、カットの粗は目立ちやすくなります。数ミリ単位の長さを正確にコントロールし、滑らかなグラデーションを作り上げる。そして、お客様一人ひとりの頭の形に合わせて、最もバランスが良く見える長短差を見つけ出す。
このような、ごまかしの効かないシンプルなスタイルこそ、理容師の腕の見せ所です。
当サロンでは、お客様のこだわりを形にする、精密なカット技術を最も得意としております。ぜひ一度、プロが作る、洗練された最短スタイルをご体験ください。
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