「スポーツ刈り」とはどんな髪型?基本スタイルから今風のアレンジまで解説
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「スポーツ刈りにしてください」
理容室や美容室で、昔から使われ続けている定番のオーダーです。多くの方が一度は耳にしたことがある言葉ですが、「では、具体的にどんな髪型ですか?」と聞かれると、正確に説明できる方は意外と少ないのではないでしょうか。
この記事では、そんな「スポーツ刈り」という髪型について、その基本的な定義から、現代風のお洒落なアレンジスタイルまで、プロの視点から分かりやすく解説します。
Contents
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スポーツ刈りの「基本の定義」とは
スポーツ刈りは、いくつかの明確な特徴によって定義される、一つの完成されたヘアスタイルです。
- ベースは「角刈り」
スポーツ刈りの原型は、男性的で実直な印象を与える「角刈り」です。そのため、全体のシルエットがやや四角く見えるのが基本となります。
- サイドとバックは短く刈り上げる
耳周りや襟足といった、サイドと後頭部の髪は、バリカンなどを使って短くスッキリと刈り上げます。
- トップはある程度の長さを残す
サイドやバックとは対照的に、頭頂部(トップ)の髪は、ハサミでカットされる程度の長さを残します。この長短の差が、スタイルの特徴となります。
- 全体が滑らかに繋がっている
刈り上げた短い部分と、長く残したトップの部分が、段差なく自然なグラデーションで繋がっていることも、美しいスポーツ刈りの条件です。
これらの要素を組み合わせた、「清潔感と機能性を備えた、角刈りベースのショートスタイル」が、スポーツ刈りの基本的な定義と言えます。
スポーツ刈りが持つ3つの大きな魅力
なぜスポーツ刈りは、時代を超えて多くの男性に支持され続けるのでしょうか。その魅力は、3つのキーワードで表せます。
- 1.清潔感と爽やかさ
顔周りがスッキリと整っているため、見る人に爽やかで誠実な印象を与えます。ビジネスシーンからプライベートまで、好感度が高いのが最大の魅力です。
- 2.手入れが簡単な機能性
毎朝のスタイリングに時間をかける必要がなく、汗をかいても快適に過ごせます。多忙な現代人にとって、非常に合理的な髪型です。
- 3.誰にでも似合わせやすい汎用性
カットの仕方で骨格を補正しやすいため、実はどんな顔型や頭の形の方にも似合わせることが可能です。
【スタイル別】スポーツ刈りの応用とアレンジ
基本のスポーツ刈りをベースに、現代では様々なアレンジスタイルが生まれています。
- クラシック・スポーツ刈り
定義に忠実な、最もベーシックなスタイルです。誠実で落ち着いた印象を与えたい方におすすめです。
- フェード・スポーツ刈り
サイドの刈り上げを、地肌が見えるくらい短い部分から始まる滑らかなグラデーション(フェード)にした、現代的なスタイルです。シャープで洗練された印象になります。
- ソフトモヒカン風・スポーツ刈り
トップの中央部分を少し長めに残し、高さを出すようにデザインしたスタイルです。活発で、よりお洒落な雰囲気を演出できます。
- 前髪長め・スポーツ刈り
サイドとバックは短くしつつ、前髪に長さを残すことで、スタイリングの幅を広げたスタイルです。前髪を上げたり下ろしたりと、ON/OFFの切り替えが楽しめます。
スポーツ刈りと「坊主」の明確な違い
よく混同されがちですが、「スポーツ刈り」と「坊主」は全くの別物です。
- スポーツ刈り
トップとサイドで長さに差がある、デザインされた「ヘアスタイル」です。
- 坊主
全体がほぼ均一な長さの「状態」を指します。五分刈りや五厘刈りは、この坊主の一種です。
トップに長さを残し、デザインを加えるのがスポーツ刈り、と覚えておくと分かりやすいでしょう。
あなただけのスポーツ刈りを、プロと一緒に。
このように、「スポーツ刈り」は一つの決まった形ではなく、お客様のなりたいイメージやライフスタイルに合わせて、無限にカスタマイズできる、非常に懐の深いヘアスタイルです。
私たちプロの理容師は、お客様との対話を通じて、その方に最も似合う、世界に一つだけのスポーツ刈りをデザインしたいと考えています。
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